散歩する侵略者
第70回のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品された映画「散歩する侵略者」。
主宰前川知大さんが率いる「劇団イキウメ」の舞台から映画化に至った作品ということで、監督は黒沢清さん。2017年9月9日松竹系で公開される映画です。
主演は長澤まさみ、長谷川博己というビッグネーム。テーマである「宇宙人が地球人の概念を奪い侵略する」というなかなか興味深い設定の映画です。
完成披露試写会
2017年8月8日、丸の内ピカデリー1で開催された完成披露試写会は監督、原作者、出演俳優がずらりと揃った晴れやかな披露の場となりましたが、注目の作品を裏付けるようにチケットは15秒で完売したということで会場は満員でした。
映画を見て
誰でも分かりやすい内容であり、1つのエンターテイメント作品に仕上がっています。舞台挨拶でもあった通り長澤まさみさんがとにかく怒っている役回りなので、長澤まさみファンとしては満足感が得られにくいかも知れませんが、「概念を奪われる」ことによって変化する人物描写は1つの見所です。
概念(アイデンティティ)こそ、1人の人間を構成する大きな要素であるわけですから、それを奪われることの虚しさ、場合によっては固定概念を打破する事に繋がって得られる何か、などその対比も表現されていて観客を考えさせるテーマになっています。
出演陣の安定した演技も映画を楽しむ大きな要素ですが、楽しみにしていた長澤まさみさん以上に光って見えたのが松田龍平さん、高杉真宙さんと同じく宇宙人役を務めた「恒松祐里」さん。小さな身体から繰り広げられる大きなアクションシーンの数々は夏の暑さをも蹴り払うような爽快感でした!






