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【イベント】島をまるごと“夜の美術館”に「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」猿島

2019-11-15

Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島

東京湾にある唯一の自然島「猿島」。横須賀市の管轄で、日中はバーベキューや海水浴ができますが、夜間は立ち入りが禁じられている無人島です。
ここで作品などを展示し、あえて夜間に鑑賞するアートイベントが「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」です。

横須賀の三笠桟橋からフェリーで15分ほどなのに、夜の島は、静謐な空気に包まれています。

猿島に降り立ったところ
photo by Naomi Circus (c)Sense Island 2019

まず、目に飛び込んでくるのは、砂浜にある「prism」(博展)。色とりどりの光のラインが動き、交叉したり、離れたりする「光のアート」です。海の向こうに見える、横須賀の街の夜景と連なるような感覚がありました。

博展《prism》
photo by Naomi Circus (c)Sense Island 2019

坂を上がり、いくつかの作品を観ていくと、途中で係の方に止められます。ここで、スマートフォンを封筒に入れるように言われ、グループごとに小さな懐中電灯を手渡されます。

猿島の名所でもある、内面がレンガ造りのトンネルを進みます。ここには、地面に小さな灯りが置かれています。

トンネル内部
photo by Naomi Circus (c)Sense Island 2019

「磐座」(佐野文彦)は、高台にある石の作品。光を当てると光る塗料を使っています。懐中電灯で石をなぞると、ぶわあっと緑色に光ります。

佐野文彦《磐座》
photo by Naomi Circus (c)Sense Island 2019
鈴木康広《遊具の透視法》
photo by Naomi Circus (c)Sense Island 2019

「遊具の透視法」(鈴木康広)。回転ジャングルジムを回すと、映像が映し出されます。真っ暗な中に子どもの声がかすかに聞こえ、懐かしくも不思議な作品です。

このほか、真っ暗な空間に入り、行き止まりまで歩いていく作品や、台風で折れた木などを使った作品、地面に聴診器を当てて地球の音を聴くプロジェクトなどもありました。

ライトアップではなく、あえてライトダウン。暗闇を実感しながら、感覚を研ぎ澄まして、作品を楽しむイベントです。足元が見えず、おそるおそる島を歩いていると、夜とは、本来これだけ心もとないものだと実感させられます。暗闇の中にある作品は、日中よりもじんわりと体や心に染み入るように感じたのは、気のせいでしょうか。

概要

「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」

会期:2019年11月3日(日)〜12月1日(日) 会期中の木金土日及び祝休日 18日間 17:30-21:30 ※日没以降
会場:猿島一帯(神奈川県横須賀市猿島1番)
入場料(乗船料等、入島料、観覧料含む):
・一般大人 3,500円
・中学生以下 2,350円
・横須賀市民割引あり
・未就学児と、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添人1名までは無料

主催:横須賀都市魅力創造発進実行委員会

●参加アーティスト
菊池宏子、後藤映則、齋藤精一(ライゾマティクス・アーキテクチャー)、佐野文彦、鈴木康広、スティーブン・ノムラ・シブル、マシュー・シュライバー、WILD DOGS ※五十音順
●タイアップアーティスト
Atachitachi、鮫島慧、博展 ※五十音順
●プロデューサー:齋藤精一(株式会社ライゾマティクス代表取締役)
●アドバイザー:中野仁詞(公益財団法人神奈川芸術文化財団学芸員、資源芸術マネジメント研究所理事・研究員)
●キュレーター
林曉甫(NPO法人インビジブル理事長、マネージングディレクター)
高橋龍(音楽キュレーター、プロデューサー)
原瑠璃彦(日本学術振興会特別研究員)

記事:シラトリレイコ

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