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【個展】大河原愛「鼓膜に残る静寂を、優しさに変えるすべについて」@新宿高島屋 美術画廊

大河原愛「鼓膜に残る静寂を、優しさに変えるすべについて」

大河原愛さんの個展「鼓膜に残る静寂を、優しさに変えるすべについて」にお伺いしました。
会場は新宿タカシマヤの10階にある美術画廊さんです。

新宿タカシマヤ10階 美術画廊

本展の出品作品数は約30点ほどでした。
新宿タカシマヤの美術画廊は広いスペースなので、作家さんは作品を沢山用意する必要があり、かなり大変な思いをされるのでしょうね。

《Camouflage 2》
展示風景
《鼓膜に残る静寂を、優しさに変えるすべについて》
左:《Reflection 3》中:《Between Mirrors 3》右:《Reflection 5》

様々な素材と表現方法を駆使して、幅広い作品を展示されていましたが、油絵を中心にした展示構成です。
人間の精神の暗部や不安定さをあぶり出すために「視覚を刺激する装置」として美術を捉え、作品の制作を続けているとのことです。
キャンバスの作品もありましたが、こちらの作品はボードに紙を貼り「エマルジョン下地」という技法で下地処理された作品です。

《Between Mirrors 3》〜アクリル額装の内部には「心の糸」を表現した透明色の細い造作物が見えました。

ルネサンス時代の西洋画家も使用していた技法「エマルジョン下地」とは、膠を塗って強度を上げる技法というお話しでした。とても手の込んだ作品です。
好きな作家はジェニー・サビルやフランシス・ベーコンと話す大河原愛さん。作品にもそういった影響が感じられます。

展示風景
《I have no way to change the world 06》
左:《Camouflage 4》 右:《Camouflage 3》
左:《Recalling Places 10》 右:《Recalling Places 15》
《行き交う水の断片を繋ぎ合わせるために》
展示風景
立体作品は小さくてお求めやすい価格帯でした。

コラージュ作品は、蜜蝋や木炭、絵の具などが使われた面白い作品でした。
価格もお手頃で、人気のシリーズということも頷けました。

展示風景

繊細さと大胆さが交錯する筆致、油彩からドローイング、コラージュなど、美術作家としての幅の広さを感じる個展でした。
アートフェア東京では毎年NODA CONTEMPORARYさんで参加されているそうです。
今後の活躍が楽しみな作家さんですね。

概要

大河原愛
鼓膜に残る静寂を、優しさに変えるすべについて
会場:新宿高島屋10階 美術画廊
会期:2019年 5月22日(水)〜6月3日(月)
時間: 午前10時から午後8時 ※金・土曜日は午後8時30分まで 最終日は午後4時閉場。
オープニングパーティー:5/25(土) 17:00~20:30

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