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【News】大岩オスカール「光をめざす旅」@金沢21世紀美術館

大岩オスカール「光をめざす旅」

大岩オスカールさんの個展が金沢21世紀美術館で開催されると発表されました。
近作を中心にした60点あまりの作品に加え、27メートルの壁面に描かれる巨大ドローイング作品も含めた大規模個展です。

展覧会概要
大岩オスカールは、光あふれる鮮やかな色彩とダイナミックな空間構成によって、ときに批評やユーモアを交えながら現代社会を生き生きと描き出してきました。1965年にブラジルのサンパウロで日本人の両親のもとに生まれ、東京、ニューヨークと移動しながら制作を続ける大岩の作品には、一人の生活者としての視点と、どこか客観的な俯瞰の視点が共存しています。
自らの暮らす都市や社会、環境問題をテーマに、写真や印刷物、インターネット上のイメージを自在に組み合わせることで、現実と虚構、人工物と自然、光と影のあいだで揺らめく独特の世界観を生み出しているのです。
本展覧会では、近作を中心とした60点あまりの作品と、金沢21世紀美術館の27メートルの壁面に描かれるドローイングを通して、大岩のヴィジョンに迫ります。また、ゲストアーティストとして作曲家のチャド・キャノンを招き、画家の作品からインスピレーションを得て生み出された壮大な交響曲と絵画の融合を試みます。大岩が世界を旅しながら絵画の中に追い求めてきた「光」は、今を生きることの複雑さの先にある希望を思い起こさせてくれるでしょう。

 

本展は以下の6章に章立てされ、巨大な27mのドローイングが加わります。

第1章:波に包まれるニューヨーク市

2002年からニューヨークで暮らす大岩は、毎朝地下鉄に乗ってスタジオに通い、夕方まで制作して帰宅、夜は自宅のパソコンに向かってまた仕事をするという規則正しいサラリーマンのような生活を送っています。そんな大岩が、自らの暮らすニューヨークを俯瞰で捉え、街を流れる目に見えない電波のイメージを重ねたのが「ワールド・ワイド・ウェブ・ウェーブ」シリーズです。ハドソン川に残る廃墟をモチーフに描かれた《ゴースト・シップ》では、夜のニューヨークを背景に波に浮かぶ巨大な船が現れます。

《ゴースト・シップ》2014年 油彩/キャンバス 227 × 666 cm 作家蔵

 

第2章:まとまらないアメリカ

大岩がニューヨークに渡った2002年は、アメリカ同時多発テロ事件の翌年で、日常生活の平和とは裏腹に、アメリカはイラクとアフガニスタンで戦争を始めていました。その後リーマンショックが起こり、オバマ政権の誕生で「希望」が見えたのも束の間、トランプ政権の発足により、アメリカは混迷を極めています。こうした状況を見つめてきた大岩は、バーベキューやサーカス、夢といった身近な主題を通じて、政治や社会の混乱をあぶり出そうとしているかのようです。

《大サーカス》2011年 油彩/キャンバス 227×333cm 作家蔵
《ミート・マーケット(食べる)》2005年 油彩/キャンバス 227×333cm 作家蔵
第3章:旅人生

生まれ故郷のサンパウロ、1991年から11年間暮らした東京、その後移り住んだニューヨークと、世界を転々としてきた大岩の人生は、旅そのものと言えます。そしてそれぞれの場所で目にした風景やモチーフが作品に取り込まれてきました。昭和の下町の趣を残す北千住や、瀬戸内海に浮かぶ男木島、アジア諸国といった様々な場所が、どこか郷愁を漂わせるタッチで描き出されます。また、愛らしいドローイングの数々が、旅人生の一こまを彩ります。

《北千住》2010年 油彩/キャンバス 227×444 cm 金沢21世紀美術館蔵
第4章:うまくいかない世の中

サンパウロで過ごした少年期から、うまくいかない世の中を目の当たりにしてきた大岩は、大気汚染や海洋汚染といった環境問題、そして自然災害という不条理と向き合いながら制作を続けています。重々しいテーマを扱いながらも、鮮やかな色彩や光が感じられる画面は、かすかな希望を宿しているようです。この章では、作曲家チャド・キャノンが大岩の作品にインスピレーションを得て生み出した壮大な交響曲と絵画の融合も試みます。

《キノコの森》2016年 油彩/キャンバス 227×555cm 作家蔵
第5章:光をめざして

大岩の作品において、「光」はもっとも大きなテーマです。強い光のもとで色と形がはっきり分かる錐体細胞と、暗所で物の形は分かるけれど色は分からない桿体細胞という、人間の網膜上にある2種類の細胞に着目した大岩は、後者の細胞を使って絵を見せることを考えました。洋金箔や洋銀箔、ラメやLEDライトなど光を表現するための様々なメディウムを用いて制作された絵画を、暗がりの展示室でご覧いただきます。

《渦巻》2018年 227×333cm 油彩、洋銀箔/キャンバス 作家蔵
第6章:希望をもって

展覧会を締めくくるのは、緑や青や黄色を用いた光にあふれる作品群です。舞台はアマゾンの熱帯雨林やサンパウロの川、どことも判別のつかない森など様々ですが、どの作品にも見る者を包み込むような柔らかな光が降り注いでいます。本展のための新作《光をめざす旅》は、大岩の語る「幸せになりたいのだったら、自分の中で自分が目指せる光を育てていくのが大事」という姿勢をみごとに絵画化したものといえるでしょう。

《光をめざす旅》2018年 224×333 cm 油彩/キャンバス 作家蔵
27メートルの壁面に描かれる新作ドローイング《森》

大岩オスカールは、これまで瀬戸内国際芸術祭(2010年男木島、2013年伊吹島、2016年小豆島)や駐日ブラジル大使館(2017年)、サンパウロのジャパン・ハウス(2018年)で巨大な壁面ドローイングに取り組んできました。今回、金沢21世紀美術館の縦4.5メートル、横27メートルの巨大な壁面に、およそ2週間かけて「森」をテーマにしたドローイングを制作します。

新作ドローイング《森》※完成イメージ

大岩さんの作品は大きなキャンヴァスに表現されてその世界観に浸れる醍醐味があります。
その他の作品画像も届きましたが、沢山の作品を一気に鑑賞することの出来る絶好の機会となりそうです。

《見えない海》2010年 227×333 cm 油彩/キャンバス 作家蔵
《ワールド・ワイド・ウェブ・ウェーブ 2(ウォール・ストリート)》2017年 油彩/キャンバス 227 × 333 cm 作家蔵
《大蛸》2016年 油彩、洋金箔/キャンバス 227×333 cm 作家蔵
《ライトツリー(小)》2015年 137×178cm 油彩、洋金箔/キャンバス 作家蔵
《 5 つ の 巣 》2012年 227×555cm 油彩/キャンバス 作家蔵

大岩オスカール氏プロフィール
1965年ブラジル、サンパウロ生まれ。1989年サンパウロ大学建築都市学部卒業。1991年、東京に活動の拠点を移す。1995年デルフィナ・スタジオ・トラストのアーティスト・イン・レジデンスにてロンドンに滞在。2001年アジアン・カルチュラル・カウンシルおよびジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団フェローシップの助成を受け、2002年ニューヨークに拠点を移し、現在ニューヨーク在住。
主な展覧会に、1991年「第21回サンパウロ国際ビエンナーレ」、1998年「エデンの園」(上野の森美術館 EXTRA)、2008年「大岩オスカール 夢みる世界」(東京都現代美術館)、2011年「大岩オスカール」(ブラジル国立美術館)、2018年「終わりのむこうへ:廃墟の美術史 」(渋谷区立松濤美術館)等がある。

Photo: Luna

直近のアートフェア東京2019でも出品されているほか、様々な場所で作品を見せてくれる大岩オスカールさんによる久々の美術館開催個展となります。楽しみですね!

概要

大岩オスカール
光をめざす旅
会場:金沢21世紀美術館 展示室7~12、14、ほか
会期:2019年4月27日(土)〜8月25日(日)
休場日 毎週月曜日(ただし4月29日、5月6日、7月15日、8月12日は開場)、5月7日、7月16日 開場時間 10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※チケット販売は閉場の30分前まで
作品点数:65点(油彩41点、立体2点、ドローイング22点)+ 壁面ドローイング
料金 :一般 1,200円(1,000円)/ 大学生 800円(600円) 小中高生 400円(300円)/ 65歳以上の方 1,000円
※( )内は団体料金(20名以上)及び前売り券の料金


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