【個展】 松山智一(Tomokazu Matsuyama)「Same Same, Different」@LUMINE0

松山智一

ニューヨークを本拠に置く世界的に活躍している美術作家の松山智一さん。
2012年にアメリカの雑誌「COMPLEX」で「注目すべき40歳以下の25人の画家」、「現在最も影響力のある100人のアーティスト」に選出されるなど、大変注目されているアーティストです。

世界各地で個展や展覧会を開催している松山智一さんですが、2011年に開催されたニューヨークJoshua Liner Galleryでの個展「East Weets Mest」の資料がありますので、次の場所に格納しております→PDF(約8.5MB)。参考にしてみて下さい。

松山智一「Same Same, Different」

松山智一さんの、日本では約10年ぶりという個展にお伺いしてきました。
会場は新宿のLUMINE0(ゼロ)。通常はイベント会場で使用されているそうで、美術展としては筆者も初めて訪問しました。

会場となった新宿「LUMINE0」

松山智一「Same Same, Different」

個展タイトルの「Same Same, Different」は、アメリカなどで日常の挨拶に使われる言葉で、毎日の生活に少しだけ変化があるような表現として使われているそうです。語呂の感じも面白いということで、本展タイトルに採用されています。(本記事の文末に松山さんのインタビュー動画を掲載)。

少し長文ですが、今回の個展開催のテーマなどについて、ステイトメントを引用いたします。

個展「Same Same, Different」とは?

松山氏の作品は、日本とアメリカで育ったことに基づく二つの文化体験を反映しています。
現在、ニューヨークのブルックリンにあるスタジオで作品制作をしていますが、母国である日本から見てもアメリカから見てもアウトサイダーであると常に感じていました。
しかしその視点こそが彼に「自由」を与えました。
現代的かつグローバルな対話を内包した松山の作品は、アウトサイダーだからこその自由な視点に基づき表現されています。
「浮遊するアイデンティティ」は彼が幼少期から持ち続けた感覚であり、本展の為に選ばれた作品にも色濃く表現されるテーマでもあります。
本展では、松山氏の「両極の美意識の共感」を映し出しています。
例えば伝統と現代、装飾性と理論性、西洋と東洋など、両方の境界線を可塑的に表現した展覧会となっています。
松山氏は、日本絵画がもつ平面性に意匠性、アメリカ抽象表現主義の無二独創感溢れるダイナミックさ、戦後のニューヨークで盛んになったジェスチャーペインター(ジャクソン・ポロックなど体の動きと作品が連動している絵画様式)らが持つ自由闊達さなどを融合することで新たな視点を提案しています。
これらの絵画様式は一見矛盾しますが、何層にも重なったレイヤーを緻密な技術と論理的なアイデアで調和させ、欧米の現代アートのコンセプチュアルに傾倒しながらも、東洋の素材と精巧なクオリティへの尊重を持って応えることで松山特有のスタイルへと昇華しています。
松山氏の作品はステレオタイプな文化分類を超え、「現代におけるローカル感とグローバル感の多元的解釈である」と隠喩的に表現されます。
彼は遊び心を持って複数の文化イメージを作品に落とし込んでいますが、これは現代におけるグローバルな文化交流の一つのかたちであり、21世紀の事象の断片的な性質を集約し視覚化したものといえます。
松山氏は自身の作品を通して、東西文化における彼自身の個人的な経験を融合させる方法を確立しました。
典型的な西洋の精神性と、それに対する東洋の性質を等しく扱うことにより、前時代的なヒエラルキーを否定し、東西文化の間に、また伝統と現代の間にまたがる大きな隔たりを再構築しようとしています。
これは、現代のグローバル社会において融和的な対話を形成し、作品を見る者に彼ら自身にとってアイデンティティが何を意味するかを考えるよう問いかけています。

〜公式サイトより抜粋

展示風景

展示風景

展示風景

ギャラリートークのタイミングに重なり、松山智一氏ご本人のお話を聞く機会となりました。

会場の様子を簡単にビデオに収めました。

会場では作品の販売も行われておりました。
展示作品には一部コレクターさんの所有作品も含まれ、その他の作品は販売も行われていました。
オリジナルの作品は、サイズによっても違いますが、100〜200万円ほどの価格でした。人気を集める松山さんらしい設定ですね。

個展開催時の松山智一さんインタビューは下記です。

概要

会期:2018年4月29日(日) ~ 5月6日(日)
時間:11:00~19:00 ※4/29のみ 11:00~15:00
※5/5 Sat. こどもの日限定!10:00~11:00 ファミリータイム(小学生以下のお子さま連れのお客さま限定)
会場:LUMINE0(ルミネゼロ)
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan新宿5F
入場料:無料
主催 :株式会社ルミネ
協力 :TOMOKAZU MATSUYAMA STUDIO/HPF Christopher Inc./hpgrp GALLERY
協賛 :THE BROOKLYN BREWERY JAPAN/TS inc.

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